まだできたの!?という印象ですが、平成27年7月末をもって、JRAのPAT専用端末・ファミコン等を利用した電話投票サービスが完全終了します。
http://www.jra.go.jp/dento/info/2015/0626.html
画像引用元:http://keibakyoudai.com/archives/32511455.html
恐ろしい事に、このファミコンでの馬券の購入がJRAのA-PAT会員(=IPAT使える人)であれば現在でも可能(7月末まで)です。ちょっと何を言っているか意味が分かりません。
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PAT端末の歴史
平成3年(1991年)にPAT専用端末・ファミコン等を利用した電話投票サービスは開始されました。サービス内容は、専用ソフトにモジュラージャックがついており、JRAの電話投票センターにダイアルアップで接続して馬券が買えるという、相当変態的なものでした。もちろん当時インターネットなんて物は一般に普及しておらず、Windows95すら発売されていません。なお、PATはPersonal Access Terminal(個人用アクセス端末)の略です。
当時競馬ブームということもあり、大混雑している競馬場やウインズに行かなくても馬券が自宅で買えるこのサービスは非常に画期的なものでした。
専用ソフトウェアは約5万円という結構な値段で販売(平成16年販売終了)されておりましたが、電話投票に加入するには年数回の募集に応募し、数倍の抽選をくぐり抜けなければならないという状況でした。
代表的な専用端末
ファミコンの他では、スーパーファミコンの他、モバイルメイトという専用端末や、ドリームキャストでも馬券の購入が可能でした。
モバイルメイト
画像引用元:ナガーンソフト|SALE|NTT DATA モバイルメイト (JRA PATと記されたカード付)
サービス終了へ
役所にはめずらしく、時代を相当先取りしていたサービスが、時代に取り残されても役所的にひっそりとサービスを続けていました。現在その役目はインターネット投票サービスIPATに引き継がれています。
いずれにしても、平成3年より約25年つづいた変態的なサービスが平成27年7月末、幕が下ります。
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