先日、引越しをしましたが、その際JKK東京(東京都住宅供給公社)を利用したのでその際の記録。
利用した感想
いきなり感想ですが、総じて素晴らしい。手続きに若干手間はかかりますが民間より優れている箇所もかなりある。
- 内見、申込がすべてWebで申請!すぐに仮押さえできるシステムは非常に素晴らしい。
- 家賃が相場より安い!と思う。
- キャンペーンでフリーレント2ヶ月!礼金、その他手数料無料!引越し費用が閑散期で格安なのでむしろ儲かった感がある。
- 物件が都の管理なので安心安全。
- 基本的にファミリー向けだけど単身向け物件もある。
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JKK東京(東京都住宅供給公社)とは
東京都の100%出資で賃貸物件の建設、運営、賃貸を主体的に行う会社。
主な特徴は以下の通り。
- 礼金、仲介手数料、更新料無し
- 都内に約350物件、7万戸を扱う
- 一般賃貸住宅、都民住宅(所得によって家賃減額あり)、都営住宅(所得の低い方対象)がある
敷金はありますがさすが都の運営ということで、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に完璧に基づいて査定されるため、普通に綺麗に暮らしていたら全額返ってきます(ハウスクリーニング費用とかもありません)。家賃は一般賃貸住宅でも感覚的に相場の1〜2割は安いと思う。また、何気に立地が良かったり、区の施設(図書館)などが併設されていたりする物件もあり、さすが都の運営と思うところが多々あります。
似たような組織としてUR都市再生機構がありますが、JKKは東京都の出資で東京で事業を展開しているのに対し、URは国の出資で全国で事業を展開しています。ほとんど一緒です。
JKK東京の一般賃貸住宅物件への申込から契約までの流れ
Webからの申込から契約まで3週間です。その間に書類(住民票、印鑑証明、課税証明書等)をそろえて審査に合格し、さらに敷金の払い込み等を行う必要があります。私は実印を持っていなかったので、実印を購入して印鑑登録をする必要がありましたが、平日1日あれば書類関係はそろいます。
- 公式Webサイト(JKKネット)で物件を探す
webサイトで空き家の検索が可能です。
JKK東京【東京都住宅供給公社】 一般賃貸住宅 先着順受付募集 あき家検索
- 内覧申込をする
JKKネットから内覧申込すると、すぐに受付完了のメールが来て内覧可能。素晴らしいシステム。
- 申込
内覧をして気になる物件があれば、JKKネットから申込をすると、すぐに物件が押さえられます。これも素晴らしい。原則、申込から3週間後が契約日(家賃発生)となり、後ろ倒しはできません。
- 書類審査
審査書類は、JKK東京から送られてくる案内を見ながら自分で書く必要がある。通常の賃貸業者(エイブルとか)だと、概ね賃貸業者がやってくれますが、JKK東京の場合説明書を見ながら自分で必要書類を集めて各種書類を書いて郵送する必要があります。
概ね申込日から2週間後くらいが送付期限。審査は書類がそろっていれば到着後翌日後には終わります。
- 審査に通常必要な書類は以下の通り。
- 住民票
- 実印
- 印鑑登録証明書
- 住民税課税(非課税)証明書
- 連帯保証人 ※実印、印鑑登録証明書必要。
- 連帯保証人でなく保証会社を利用する場合は、同居家族の実印、印鑑証明
- 審査合格後契約までにやること
- 敷金の払い込み
- 銀行引き落とし口座の手続き
- 契約
これは渋谷のJKK本社に行く必要があります。原則契約日(申込日の3ヶ月後)ですが、敷金さえ振り込んでいれば、後日でも大丈夫。なお、当日はいわゆる重要事項説明書の読み上げと質疑応答、鍵の引き渡しで終了です。
一般賃貸住宅の審査について
審査は所得基準に基づきおこなわれます。
物件により適用される区分は異なりますが、所得が所得基準表を下回る場合審査落ちとなります。審査落ちた、となるパターンはこのケースか、書類不備のケースが多いでしょう。
※最新版はJKKネットを参照JKK東京 <東京都住宅供給公社> 世帯の所得金額の算出
なお、早見表では家賃が80,000円〜120,000円の物件では月収360,000円以上が必要となっています。
JKK東京【東京都住宅供給公社】一般賃貸住宅 申込資格
所得が所得基準を上回る場合については契約書が変わりますが物件によっては定期賃貸借契約として契約が可能な模様。定期貸借契約はとりあえず5年が設定される事が多い様です。5年後再審査となりますが、特に問題がなければそのまま契約更新となるとのことでした。